似ているけれど、微妙な意味合いの違いがある
バリアフリーデザインとユニバーサルデザインについて
簡単にまとめてみようと思います。

バリアフリーデザイン

バリアフリーデザインとは、
障害のある方や足腰の弱い高齢者の方などを対象として、
彼らが快適に日常の生活を送れるようにバリア(障壁)となるものを、
取り除こうという考え方の基にデザインを行うことである。

事例
公共施設や駅構内や地下通路への階段などに
設置されている車椅子用の階段昇降機。
こういった昇降機の設置は、
車椅子利用者にとっての利便性の向上につながる。
さらには建物の構造上の問題などで、エレベーターやエスカレーターなどの
設置が難しい場合などに有効的な方法でもある。
その外にも、
視覚障害者のために、注意喚起・警告を促すための点状ブロックや、
歩く方向を誘導するための線状ブロックなどがある。

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ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインとは、
国籍や性別、年齢、障害があるないなどにかかわらず、
初めから、全ての人を対象として、生活環境などの
デザインを行う考え方のことである。
またユニバーサルデザインには、7原則というモノがある。
1.誰でも公平に使用できること
2.使う側の自由度が高いこと
3.使用方法が簡単で、すぐに理解できること
4.使う人にとっての知りたい情報がすぐに分かること
5.使う側が間違えても危険につながらないこと
6.少ない力でも楽に使えること
7.誰が利用しても十分な大きさと空間があること

事例
皆さんも目にしたことがあると思いますが、
全国の駅で設置されるようになってきている一部が幅広型の自動改札機。
この改札機は、子供連れ、キャリーバッグなどの荷物を持った人、
車椅子利用者の方などさまざまな人のことを考慮してデザインされている。
この外にも、駅構内などでの例を挙げると、可動式ホーム柵、高さの異なる二種類のベンチ、凹凸、点字、音声、ピクトグラム(絵文字を用いて表現されている案内用図記号)などを用いた案内板といったものがある。
公共施設やデパートなどで設置がされるようになってきた、
多目的トイレも事例に挙げられる。

まとめ

バリアフリーデザインとユニバーサルデザインには微妙な差異がある。
しかし、どちらのデザインも、快適な生活環境を作ろうとしている点(他者に対する優しい視点)では、同じである。ただ、ユニバーサルデザインの方が、バリアフリーデザインよりも、対象とする人の範囲が広いので、ユニバーサルデザインは
バリアフリーデザインを包含する概念だとも考えられる。
この違いは発想の起点によるものだと推察できる。
何れにせよ、生活環境をよりよくしていく上で、どちらの概念も重要なものになるは間違いないと思われる。

 

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